良い意味で欲がない、素晴らしいお年寄りの話


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みなさんこんにちは。コスモ矢澤です。
いきなり美味しそうなコロッケの画像をみてびっくりされたのではないでしょうか。
その理由はちゃんと最後の大オチにあるから、焦らないで最後まで読めって。

そんなわたくしコスモ(矢澤)も年を取り、最近太り、何を重ねてきたのかわかりません。
年相応なのか、未熟であることはわかっていながら云々かんぬん言っておるのです。

お年寄りの多くは、流石に長い年月を生きてこられただけに私のような者にはない何とも言えない物をお持ちです。
体重を重ねぎみの私とは訳が違い、綺麗で趣のある年輪のように重ねてきた経験や体験それらからくる重みが違います。

その感じ方や捉え方は個人によって異なりますが、私はそう感じるのです。

以前、施設勤務中の事。
夜も明けるか明けないかの4時頃になると早くもお目覚めでしょうか、一人の90代の女性入居者様がエントランスへ行きカーテンを開けると、僅かに頭を覗かせる朝日に向かって手を合わせて何やら小声で喋っているのです(おそらく、今日も1日よろしく的な)

私は「おはようございます、早いですね」と声を掛けると「そんなに寝てられないの年を取るとね」と笑います。

エントランスのソファに座り、数分の会話をしたのですがその際に「行ってみたい所、やってみたい事、食べたい事」などを聞いてみたところ・・・
「ん~~・・・」と5秒程考えた後に「無いねぇ」と。

その方は、何にも興味がない、諦めている、言いたくないという訳ではないようです。

出された物を食べ、僅かな意見を言い、促された事を行い、たまには断り、時に笑い、時に悲しんだり、怒ったり。

良い意味で「欲」が無いのです。
私自身は、あれが良い、嫌、あれもこれも欲しい、と年中思います。
年齢的に「欲」を少なくすることは難しいのかもしれませんが、その方の少ない言葉から人の奥深さのようなものを感じました。
その方は、自室に戻られると程なくして寝ておりました。

お年寄りと接する事は、素晴らしい事であるのです。
私も見倣い、先日は中農ソースが無い事に憤る事無くコロッケにウスターソースをかけて、「やっぱり中農」と思いました。(大オチ)