介護?配慮?|介護のあるべき考え方


ac81a73faff05acbc50fbd92dd3953cb_sこんばんわ。サイドの中田です。
先日、介護従事者の方にちょっとした介護テクニック?のお話をお伺いしたので皆様にお伝えしようと思います。
介護現場だけでなく、普段のちょっとしたコミュニケーションや営業の現場、また、もちろんご家族に高齢者がいらっしゃる方にも役立つ情報だと思います。(介護従事者の方からすると、当たり前の話です)

高齢者に対する声掛けについてお話しです。

もしあなたが介護者で、目の前の高齢者の方の排泄介助を行うとします。
そこであなたはこう言いました。

「○○さん、そろそろおトイレにいきましょうか?」

そして、おじいちゃんはこう言いました。

「あ?何?」

そこで、もう一度少し大きな声で繰り返します。

「○○さん、そろそろおトイレにいきましょうか?」

「んん???何?」

 

耳の遠い高齢者の方はこれでも伝わらないことが多々あります。
こんな時、あなたならどうしますか?

1.もっとより大きい声でお伝えする

2.ゆっくりと伝える

そう。
答えは2.ゆっくりと伝えるです。

ですが、まれにそれでも聞き取れない高齢者もいます。
その時に、あなたならどうしますか?

1.ゆっくり、更に大きな声で伝える

2.その他

彼女は、その他を心がけているそうです。
この場合、おじいちゃんはトイレという単語さえ聞き取れれば意味が通じるはずです。
そこで、いくつか類似する単語や、言い方に変えてあげるのです

おしっこ、そろそろ行きたくない?」

お手洗い、行きたくない?」

これは、すごく大事な変換です。

もしかしたら、おじいちゃんは目の前に食事トレイがあって、そのトレイにことを言われている思っているかもしれない。「トイレ」という言葉の後半だけ聞き取れて「●●入れ」と何かの入れ物を想像するかもしれない。

だから、【他の言葉で言い換えてみる】という工夫が大切とのことでした。

考えてみれば、我々も携帯電話で話をするとき、相手が雑踏の中から電話をしている場合なんかはこう言った工夫を用いていることもありますよね。時刻の7時(しちじ)を敢えて「ななじ」と言ってあげたり。

そういう意味では、介護って配慮の延長線だということがわかります。
例えば海外でおなかが空いたときに、

「I am hungry」(アイアムハングリー おなかが空いた)

と、言っても、外国人に伝わらなかった場合は、
「hungry」という言葉を連呼して、ネイティブっぽく伝えることにこだわってかえって伝わらないこともあると思います。

でも、それなら目的は何なのか?「おなかが空いた(状態)⇒何か食べたい(目的)」となるはずです。
それならば、

「I want to eat」や「I want to go to restaurant」

でも通じるはずです。

高齢者だからといって、耳が遠いと思って決めつけてただ、大きな声で繰り返すのではなく、
会話の中で何が一番伝えたいことは何なのか?

言うことではなくて伝えること。伝えることより通じること。

こんなことを意識してコミュニケーションを図っていけば、もっと介護ってスムースになっていくと彼女は言っていました。

職員としての介護より、人としての配慮。
どの職業でもきっと共通していると思います。

明日からのちょっとしたコミュニケーションにお役に立てれば幸いです。