介護現場における「環境」の大切な考え方


b995658d958e43c05747a79052f911fa_s

ライターの矢澤です。
「環境」と聞くと建物の大きさや場所、近くにある公園や商店また、住居内の 部屋の広さや家具などのイメージが多くあるのではないでしょうか?
高齢者の方が住む家や施設といったハードの部分や近隣の店舗については、簡単には変えようがありませんし、部屋の環境整備もとても大切な事です。

では、介護を要する高齢者の方にとっての「環境」は清潔が保たれていれば十分なのかといえば、そうではありません。

施設職員、同居者、家族など(人的環境
高齢者の方が使用する、聞く、見る物など全て(物的環境
その他、音、光、臭い、温度なども環境となります。

例えば、食事をする場面において食事を準備、提供する際の言葉掛けや配膳の仕方、位置などは適切ですか?

介助であれば、順序やペース、食事の形態はどは適切ですか?これは介護技術と捉える事も出来ますが、介護を受ける方から見れば介護者という人的環境となります。

より使いやすい、食事のし易いテーブルや椅子、食器ですか?
食事の温度や色味、盛り付けは「食べたい、美味しそう」と思って頂ける状態ですか?

食事の際に、必要以上の騒音や差し込む強い日差し、寒い空調の風などで食事の意欲を失う事になっていませんか?

食事に限らず、多くの方に少しでも穏やかに暮らして頂こうと思えば簡単な事ではありませんが、環境の整備は非常に重要な事です。
自分の生活に置き換えてもわかるはずです。
外食へ行き、注文した定食のお膳が大きな音を立てて雑に置かれる、お吸い物が温かくない、なんだかわからない音や臭いがするなど、食事をする気分が害されるはずです。
その状況化で私たちは店を変える事ができますが、施設に入居されている方などはそれも出来ず、また訴える事も難しいのです。

これらを考えれば、日頃から自分生活と照らし合わせて介護に当たるべきでしょう。
環境について述べましたが、要介護の方を見ていれば何がその方にとって良い環境か悪い環境か見えてくるはずです。